今年は特に暑いと言われていて、特に真夏の8月上旬はサラブレッドにとっても特に厳しい時期です。
そんな中新潟競馬場と札幌競馬場でダートの重賞レースが開催されました。
中新潟競馬場1800mレパードS
レパードSは、3歳馬だけが出走できるG3レースで、新潟1800mで行われました。当日は良馬場で、1番人気は川田騎手が騎乗するタイセイドレフォンでした。この馬は前走の2勝クラスの弥富特別で2着馬に8馬身差をつける圧勝でしたので、1番人気というのも納得です。
そして2番人気にはハピ、3番人気はホウオウルーレット…という感じ。
競馬セブンが見守る中、レースがスタートするとヘラルドバローズとメイショウユズルハが競り合うような感じで先行し、結果的に逃げたのは1番のヘラルドバローズでした。
3コーナーあたりまでは馬群が凝縮していましたが、4コーナーを回る頃にはバラけ始めます。カフジオクタゴンとタイセイドレフォンの壮絶な争いの中、外からはハピも突っ込んできて、際どい感じ。
優勝したのは7番人気のカフジオクタゴンで、鞍上には香港のホー騎手。これが初めての日本での重賞勝利となりました。
札幌競馬場1700mのエルムS
レパードSは3歳馬限定ですが、札幌競馬場ダート1700mのエルムSは、3歳以上の馬が出走できます。
とは言っても同じ日にレパードSがあるので3歳馬はエルムSには出走していません。
1番人気は驚異の8連勝中のブラッティーキッド。2番人気はオメガレインボー、3番人気はアイオライトで、5番人気までが10倍圏内です。
レースがスタートするとダノンファラオが大きく出遅れてしまいます。ハナを切ったのは上位人気のアイオライトで、2番手には武豊騎手が騎乗するウェルドーン、そして人気のブラッティーキッドも続きます。
1番人気のブラッティーキッドは4コーナー手前では少し置かれてしまう感じでした。そんな中、武豊騎手のウェルドーンが素早く抜け出します。
しかし外から9番人気のフルデプスリーダーがすごい脚で追い込み、見事に優勝を果たしました。2着はウェルドーン、3着はオメガレインボーで、1番人気のブラッティーキッドは4着に敗れてしまい、これで連勝は一旦途切れてしまいました。
今後のダート戦線を占う意味でも重要な一戦でしたし、特に3歳馬が対象のレパードSは注目馬もたくさん出走していました。
暑い中でのレースとなりましたので、本来の力を発揮できなかった馬もいるかもしれません。
ですので、まだまだ全馬見限るわけにはいきませんよね。