2020年の桜花賞は4月12日に阪神競馬場で開催されました。雨が降った影響もあり馬場状態は悪く、重馬場での開催でした。良馬場が向いている馬もいれば逆に水分を多く含んだ馬場の方が得意だという馬もいます。

予想の際にはこういった点にも注目する必要があります。特に桜花賞などのGIの際には前日から予想するのではなく、月曜日から予想を開始するという人も少なくありません。ですから雨が降るかもしれないという予報があれば、あらかじめの要素が難しくなってしまいます。

そんな状態で開催された桜花賞。1番人気に推されたのは昨年の阪神ジュベナイルフィリーズを無敗で制したレシステンシアでした。しかし前走のチューリップ賞は圧倒的な人気になりながら3着に敗れ、その結果もあり2番人気の馬とのオッズの差は0.5という小さい数値でした。

2番人気は2戦2勝で挑むことになったデアリングタクトです。重馬場が不安視されたものの、この馬の父のエピファネイアの産駒は重馬場も比較的得意としています。まだ底を見せていないので、勝利するならこの馬、という可能性もありました。

3番人気はルメール騎手が騎乗するサンクテュエールであり、牝馬ながらシンザン記念を制しています。最近シンザン記念を制した牝馬といえば、アーモンドアイが連想されますね。以下4番人気がリアアメリア、5番人気がマルターズディオサという人気順です。

レースがスタートするとスマイルカナがハナを切ります。それに続いて1番人気のレシステンシア、マルターズディオサ…という展開です。特に馬順が大きく変更することなく4コーナーに達し、最後の直線に入ります。直線に入ってもまだ内でスマイルカナが逃げ粘ります。

しかしすぐ外からレシステンシアが差し切り、このまま勝利かと思われたところ、大外からすごい脚でデアリングタクトが差し切ります。最終的には1馬身2分の1差をつけデアリングタクトが優勝し、2着はレシステンシア、3着は逃げ粘ったスマイルカナでした。

それにしても勝利したデアリングタクトは非常に強く、他の馬との力の差をまざまざと見せ付けました。父はエピファネイアなので、距離が延びても全く問題はなさそうです。しかし心配なのは4月26日の競馬において主戦騎手の松山騎手が落馬負傷した件。骨折が判明したようですが、無事騎乗できれば良いのですが…

3冠をとれる馬だと思うので皆さん期待していてください。

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