2020年のNHKマイルCは、5月11日に東京競馬場で開催される競馬セブン注目のレース。3歳馬だけが出走できる唯一のマイルGIですから、クラシック路線に出走するほどのスタミナがない馬やスピード自慢の馬がこぞって出走します。以前は外国産馬にとってのダービーというイメージでしたが近年ではイメージが変わり、内国産馬の活躍が目立つようになりました。

昨年は2歳王者で、その後香港のGIも勝利するアドマイヤマーズが貫禄の勝利を見せ付けました。そして2014年にはミッキーアイル、2012年にはカレンブラックヒルが勝利。稀にNHKマイルCを制した後に日本ダービーに出走する馬もいます。

今年のNHKマイルC。
1番人気が想定されるのはサトノインプレッサです。新馬戦、1勝クラス、毎日杯を連勝し3戦3勝の無敗です。父はディープインパクト、母父はSahmという血統です。母父父がMr.Prospectorなのでスピードもあるのでしょう。2番人気が予想されるのが、桜花賞では2着だったレシステンシアです。

2歳時にはマイルGIを勝利しているので、今回も期待が持てます。今回はルメール騎手とのコンビになるので、どういった戦法をとるのかチェックしておきたいです。他には新馬、1勝クラス、ニュージーランドトロフィーを3連勝し3戦3勝のルフトシュトロームも怖い存在です。

これまで走ってきたのはすべて中山のマイル。東京競馬場との相性は未知数ですが、ニュージーランドトロフィーでは4コーナーで不利も受けているため、相当な実力があるのかもしれません。もしこの馬がこのレースを勝てば、キンシャサノキセキ産駒の初GI勝利となります。

忘れてはならないのが、京王杯2歳SとアーリントンCの勝ち馬タイセイビジョンです。朝日杯フューチュリティSではサリオスの2着に入っていて、GI級の実力を秘めています。父はタートルボウル、母父はスペシャルウィークという血統です。

以上の他にファルコンSを勝ったシャインガーネットも忘れないでください。この馬は4戦3勝、敗れたのはフェアリーSの4着です。そして、サクセッション、ギルデッドミラー、ラウダシオンなど。

スピード自慢が集まるこのレースは将来のマイル王を決める重要な戦いです。残念ながら観客はいませんが、素晴らしく良いレースを見せてくれるでしょう。NHKマイルCは過去には大荒れしたこともあるレース。これは馬券ファンにとっても見逃せませんね。

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