4月4日に大阪杯が、4月11日に桜花賞がどちらも阪神競馬場で開催されました。大阪杯は雨の中、そして重馬場で開催され、桜花賞は晴れ、そして良馬場で行われました。
4月4日の大阪杯
大阪杯はデアリングタクトやクロノジェネシスなど現役トップホースの一部は出ませんでしたが、それでも好メンバーでした。やはり昨年の三冠馬コントレイル、そして短距離界の王者グレンアレグリア、その他にもGI勝利こそありませんが強さ抜群のサリオス、無敗のレイパパレも出走。13頭立てではありますがレベルの高い一戦です。
まずスタートを切って逃げたのは予想通りレイパパレです。それに続く形でハッピーグリン、そしてサリオスやワグネリアンも前につけます。比較的縦長でレースが進みますが、3コーナーを回る頃にはコントレイルとグランアレグリアが共に進出して前をのみ込む勢い。
しかし直線を向くと逃げるレイパパレは馬場の良い外に馬を出して圧勝。2着に4馬身差をつける圧勝で、2着には6番人気のモズベッロが入りました。競馬セブンが気になる三冠馬のコントレイルは馬場が合わなかったのか3着に敗れています。グランアレグリアは4着、サリオスは5着ですから基本的には上位人気で決着したといえそうです。
それにしても勝利したレイパパレは非常に強くて、これでデビューから負けなしの6戦6勝。昨年の秋華賞に出ていたらどうなっていたのか!想像すると楽しいですよね。
4月11日の桜花賞
そして桜花賞も非常に盛り上がりました。残念ながらほとんどの桜は散っている状態ですが、一部の桜はまだまだ咲き誇っていたので、職員の努力が感じられました。
1番人気はサトノレイナスでしたが、この馬は阪神ジュベナイルフィリーズでソダシに敗れているため少々意外でした。恐らくソダシは成長力に欠け、反対にサトノレイナスは休養している間に随分と成長したと思われたのかもしれません。もちろんルメール人気もあるでしょう。
そして2番人気のソダシは、桜花賞出走前時点でGIを含む4戦4勝ですから注目されて当然です。しかも白毛馬のGI馬ですし、ここを勝てば白毛馬のクラシックホースとなるわけですからね。
レースがスタートするとソダシが前に行きますが、同じく前にやってきたストゥーティに先頭を譲り、その後は3番手を進みます。それに対して1番人気のサトノレイナスは大外スタートということもあったのか、15、6番手の追走です。
馬群自体は凝縮した形で、3コーナーを回り4コーナーも回り、先頭に向かいます。意外とストゥーティも粘りますが直線途中で堂々とソダシが先頭に躍り出ます。そんな中外から猛然と追い上げてきたのが1番人気のサトノレイナス。残念ながら追いつくことはできませんでしたが、2着は確保。3着には福永騎手騎乗のファインルージュが入っています。